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数学得意科目化計画(2)高校受験と大学受験
Aug 25, 2007
著者:山崎 博

数学得意科目化計画(2)高校受験と大学受験


高校受験と大学受験は大きく違います。高校受験の時の経験と知識で大学受験をとらえていると「そんなはずじゃなかった」と後悔することになります。



高校受験では内申が大きな比重を占めていましたが、大学受験で入試を利用する場合、ほとんど内申は関係ありません。

もちろん、高校受験でもオープン入試という内申とは無関係の入試がありますし、大学受験でも推薦入学では内申が大きな比重を占めます。



まず、入学試験を受ける以外の大学への進学方法を話しておきましょう。




1.指定校推薦

指定校推薦は、A大学に進学した先輩の様子から、この高校でこれこれの成績ならば、試験を受けなくても合格させますよ、という方式です。

指定校推薦は、まず君の行っている高校にA大学の指定校推薦枠があるかが問題です。さらに、高校での内申点(5段階評価)の基準が指定されていて、それを満たしている場合、学校から推薦してもらえます。推薦してもらえたら後は面接だけで合格します。

ただし、1大学からの指定枠は学部で2〜3人程度ですし、内申点の上位の者から指定を受けることができます。君より内申点が上の人が指定校推薦を希望し、指定枠がいっぱいになったら君は受けることができません。



2.一般推薦

一般推薦は、内申点がある点数以上であればどこの高校からでも申請することができます。ただし、一般推薦を受けることができても、試験は受けます。つまり、他の受験生とは別枠の一般推薦者だけで競争するわけです。

 推薦を受けられる方が有利ですが、指定校推薦のように合格が確定しているわけではありません。



3.AO

 AOは大学により条件が異なるので、自分で調べてください。自己推薦文と面接で決定することが多いようです。




 さて、入学試験を受けるときは、内申は特に関係ないと言いました。

 大学受験では1点の違いで100番や200番順位が変わります。君がボーダーラインギリギリの点数で、同じ点数の人が200人いる。その中で合格できるのは100人、となったとき初めて内申が関係します。

 これは、君の合否が運に左右されることになり、受験準備の失敗と言えるでしょう。こうならないように十分な準備をするべきなのです。



最後に、大事なことを一つ。



 高校はたくさんあるので、選ばなければどこかの高校に入ることができます。つまり、どこかに行けることを前提として、その中で上だ下だと競争しているに過ぎないのです。

 これと比べて、大学は全員が受かると保証されていません。基準に達しなければ、どこの大学も入れてくれません。

 競争率3倍なら3人に1人しか合格しない、後の2人は不合格です。



さらに、もう一つ。



 最近、少子化が進み、大学の募集人数と受験者数が同じになる、だれでもいけるようになると報道されています。

 これは数字のマジックです。状況は流動的でどんどん変化しています。


 上位大学は希望者が集中して倍率が高くなり、合格しにくくなる反面、中堅から下位の大学では定員割れをするようになるでしょう。

 定員割れを続ける大学は、国からの補助金を削られます。経営不振に陥り、閉校するところも出てきます。ですから、大学全入にはならないと考えられます。



 もし、万が一、大学全入になったとしましょう。


 だれでも大学へ行ける、ということは、大卒の価値は大きく落ちます。「大卒だからなんなの?」となるのですね。

 この結果、単に大卒では評価されず「どこの大学か」によって評価されるようになります。

 そうすると、ますます上位大学に受験生が集中し、人気のない大学はどんどんつ閉校することになるでしょう。





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